TwonkyServerを使用して写真を再生し、REGZAから閲覧してみました。
前回、TVersityを使用して写真を再生してみましたが
REGZAに以下のような条件があり、すべての写真を見ることができませんでした。
※DLNAサーバー経由でJPEGファイルを表示する時の条件 (REGZAの取説から)
JPEGのファイルサイズが4M以上の場合には、
DLNAサーバー側で4M以下にリサイズして公開している場合のみ表示できます。
TwonkyServerには画像をリアルタイムでリサイズする機能(※元の画像はそのまま)があります。
リサイズすることができれば、容量も小さくなり見れなかった写真が見れるかも思い、試してみました。
TwonkyServerはリサイズの解像度を”clients.db”ファイルで指定した“TR”設定を元に決定します。
※”clients.db”ファイルは”C:\Program Files\TwonkyMedia\resources”に存在します。
“clients.db”ファイルには基本設定で指定できるプレーヤー情報が記述されていて、
REGZA Z9000用で使用しているプレーヤー:「Toshiba Regza TV」の設定は以下のようになっています。
初期値では解像度”1920×1080″にリサイズするように設定されています。
{code}
NA:Toshiba Regza TV
MB:<BrowseFlag>BrowseDirectChildren</BrowseFlag><ObjectID>0</ObjectID><Filter>upnp:class,dc:date,res,res@size</Filter><RequestedCount>120</RequestedCount>
HB:UPnP/1.0 DLNADOC/1.50 Intel_SDK_for_UPnP_devices/1.2
DB:FIX
XM:DLNA15
XM:DATETIME
HP:chunked
TR:JPEG1920x1080,MPEG
MT:mpeg,mpeg2,vdr,spts,tp,ts video/mpeg
{/code}
実際の処理は”C:\Program Files\TwonkyMedia\cgi-bin”にある”cgi-jpegscale.exe”を使用してリサイズします。
“cgi-jpegscale.exe”で使用するパラメータファイル”jpeg-scale.desc”は以下のようになっています。
{code}
# rescale jpeg images
#(c) 2008 by PacketVideo
exec: cgi-jpegscale $infile $outfile $targetwidth $targetheight
# capabilities
from=image/jpeg
to=image/jpeg
scale
synchronous
{/code}
用意したjpeg画像は前回と同じで、画素数は4272x2848で1枚が4M~5Mほどの容量です。
TVersityでは何枚かの写真が容量オーバーのため再生できませんでした。
TwonkyServerを経由して写真を再生してみます。
容量オーバーで表示出来なかった写真も表示されるようになりました。
TR設定:1920×1080 の場合、1620×1080にリサイズされます。
TR設定を変えてリサイズされる解像度を調べてみました。
TR設定:1024×768 ⇒ 1024×683にリサイズ
TR設定:800×600 ⇒ 800×533にリサイズ
TwonkyServerのリサイズは元画像の比率にあわせてリサイズされます。
TR設定:1920×1080に設定したからといって、1920×1080にリサイズされるわけではありません。
正しく元の比率を保ってリサイズされるので、表示は崩れません。
元の画素数では1枚表示するのに5~6秒かかっていましたが、
リサイズしたおかけで一瞬で表示されるようになります。
但し、サムネイル表示に時間がかかるようになってしまします。
多分、リサイズ処理に時間が掛っているせいだと思われます。
TR設定の解像度を下げていくと、サムネイル表示のスピードも上がっていきますが、
画質は汚くなります。但し、私が見た限りでは見れないレベルではありません。
私はストレスなく写真を見たいので、解像度を下げても問題ありません。 C:-)
TwonkyServerのトランスコーディング設定にある”ピクチャをサイズ変更、変換”を事前にチェックしておくと、
自動(バックグラウンド)でリサイズされた画像がキャッシュフォルダへ保存されます。