購入したSONYのブルーレイレコーダー【BDZ-EW500】は、DLNAデバイスとしてサーバー機能のDMS(DTCP-IP含む)が搭載されているので、クライアントのDMP(DTCP-IP含む)デバイスに対し、録画した番組を配信することが可能です。
今回、自宅にあるタブレット(NEXUS7、Kindle Fire HD)とスマートフォン(HTC EVO 3D)で録画した番組を視聴してみました。
すべての機器のOSはAndroidになります。
先に述べたように、視聴するにはDLNAデバイスのDMPに対応しているアプリが必要になります。また、著作権で保護(暗号化)されている映像になるので、DTCP-IPに対応していることも必須です。GooglePlayからインストールできる、DMP対応のアプリは色々あるのですが、DTCP-IPに対応しているアプリとなると、現時点では、パケットビデオ社が提供している【Twonky Beam】のみになります。
Twonky Beamのシステム要件は、
1.Android OS 3.1またはそれ以上。但し、DTCP-IP対応はAndroid4.0以上が必須
2.320 x 480(またはそれ以上)の表示解像度
3.7.5MBの空きディスク容量
試そうとしているNEXUS7、Kindle Fire HD、HTC EVO 3Dは上記要件をクリアーしています。
早速、Twonky Beamをインストールして試してみます。
NEXUS7とHTC EVO 3DはGoogle Playからインストールを行います。
インストールしたのは2013/2/28リリースのバージョン3.4.1です。
Kindle Fire HDはamazonストアからインストールします。
インストールしたのは2011/12/8リリースのバージョン3.3.5です。
今回録画した番組の録画モードはSR(8M)でフォーマットはMPEG-4 AVCです
Twonky Beamを起動します。
以下はNEXUS 7で操作した画像です。
ネットワーク内で認識できるDLNAサーバーの一覧が表示されます。
ブルーレイレコーダーの”BDZ-EW500″をタップします。
“ジャンル”または”すべて”をタップします。今回は”ジャンル”をタップしました。
録画した番組情報からジャンル分けされます。今回は”映画”をタップしました。
タップして視聴開始。映像が流れるまで数秒かかります。
NEXUS 7からの視聴はOKです。
同じようにスマートフォンのHTC EVO 3Dからも視聴OK。
最後にKindle Fire HDですが、残念ながら、Amazonストアからインストールしたバージョン3.3.5ではエラーが発生して視聴できませんでした。
Kindle Fire HDにはGoogle Playを導入しているので、そこからNEXUS 7と同じバージョン3.4.1をインストールしました。
バージョン3.4.1ではKindle Fire HDでも視聴できるようになりました。
試したすべての機器で視聴できました。
視聴してみた感想ですが、途中、音声が若干途切れる場合もありましたが、概ね良好でした。
但し、待機する時間があり、再生開始までに約15秒、早送り、巻き戻しも可能ですが同じように再生再開までに15秒ほど待機します。
一時停止も可能です。15秒スキップや30秒スキップなどの機能はなく、シークバーを操作して早送り、巻き戻しを行います。
これは現在放送中のライブ放送を視聴できるという便利な機能です。この機能は数十秒分を一旦録画しながら随時配信を行っているので、実際には15秒~30秒ほど遅れた放送が視聴できます。録画した映像は当たり前ですが残っていません。
ライブチューナーは”地デジ”、”BS”、”CS”から選択できます。
Twonky BeamはAndroid用以外にiOS用もリリースされています。また、DLNAデバイスとしてDMP(DTCP-IP含む)が搭載されている液晶テレビや、DiXiM Digital TVのソフトをインストールしたパソコンからでも、【BDZ-EW500】で録画した番組を視聴することができます。
Twonky Beamでも十分便利ですが、SONYからリリースされているアプリ、【RECOPLA】と連携するともっと快適になります。
次回以降へ続く…
ソニー デジタルHDチューナー内蔵HDD 500GB搭載ブルーレイディスク/DVDレコーダー BDZ-EW500
ソニー 2012-10-13 |