漠然とDLNA対応と言っていますが
DLNAとは”ガイドライン”(ルール)でDLNAという規格ではありません。
メーカーや機器が異なっていても接続ができるように、データの記録フォーマットや
通信方式は”UPnP AV”を使用するなどの決まりごとを定めています。
現在のDLNAガイドラインのバージョンはDLNA1.5になります。
そのDLNAは複数のデバイスで構成されており、
DLNA対応の機器は何れかのデバイスに必ず対応しています。
REGZAなどの機器がどのデバイスに対応しているかで動作は大きく変わってきます。
一つの機器に複数のデバイス機能を持たせることも可能です。
※以下dlna認定デバイスから
デバイス名 | 機能 | |
---|---|---|
DMS | DigitalMedia Server | コンテンツを保存しネットワークに接続しているDMPとDMRにコンテンツを配信し再生できるようにします。 |
DMP | DigitalMedia Player | DMSに保存されているコンテンツを検索し再生します |
DMR | DigitalMedia Renderer | DMCを使ってDMSからコンテンツを検索しDMSから送信されたコンテンツをDMRでレンダリング(表示)します。 |
DMC | DigitalMedia Controller | DMSに保存されているコンテンツを検索しそれをDMRに送信させてレンダリング(表示)させます。 |
DMPr | DigitalMedia Printer | プリントコントローラーと呼ばれるDLNA認定機器機能を持っていれば写真をDMPrに送信し印刷することができます。プリントコントローラーはあらゆるデバイスに組み込むことができます。 |
これ以外に「モバイル」に対応した
・M-DMS:モバイルデジタルメディアサーバー
・M-DMP:デジタルメディアプレーヤー
・M-DMU:モバイルデジタルメディアアップローダー
・M-DMD:モバイルデジタルメディアダウンローダー
・M-DMC:モバイルデジタルメディアコントローラー
などがあります。
では「REGZA Z9000」はどのデバイスに対応しているのでしょうか?
その情報はDLNAのホームページから検索することができます。
DLNAに対応している機器はDLNAの”認定ロゴ”がどこかに刻印されていると思いますが、
DLNAのホームページには”認定ロゴ”を取得した機器の情報が検索できるようになっています。
早速「Z9000」を検索してみました。
対象デバイスは”DMP:DigitalMedia Player”でした。
詳細情報が記載されたPDFもダウンロードできます。
DLNAのバージョンや、対応するメディア等が確認できます。
DMPデバイス:メディア毎の可能な動作
ちなみに・・・・、
「Z1」シリーズは”DMP”以外に”DMR”に対応しています
“DMR”があるとコンテンツの押出し(PUSH)が可能になります。
“DMP”は自分で検索してコンテンツを探しますが、
“DMR”は”DMC”のコンテンツ送信に応答します。
たとえば「Z1」でテレビを見ているとき、
Windows7のWMP12(DMC)から「Z1」に向けて”PlayTo”でコンテンツを送信すると
テレビ操作を一切行わないのに画面が切り替わり、
送信されたコンテンツ(動画や音楽)が「Z1」で再生されます。
※以下、Z1の情報
※MP3再生にも対応していることが分かります。
DMPデバイス:メディア毎の可能な動作
DMRデバイス:メディア毎の可能な動作
検索できるのは機器情報のみでソフトウェアは検索できません。って当たり前か。 :o)
※DLNAサーバーのソフトウェアを調べてみました。 ⇒「DLNAサーバー」ソフトウェアあれこれ。 (C)