HVL1-G1.0TのHDDを1テラから2テラへ換装するため、
前回までに、デュプリケーターを使用して、旧HDDのクローンを新HDDへ作成しました。
両方のHDDをPCへ接続します。USB接続でも、SATA接続でも構いません。
まず、[GParted]で新HDDのパーティションを変更します。
使用した[GParted]のバージョンは0.8.1-3です。
旧HDDの構造です。
次に新HDDの構造です。
構造自体は変わりませんが、未割当領域として約1テラほどの領域が存在します。
この中でdev/sdf4に含まれるdev/sdf6の論理パーテーションにコンテンツが保存されます。
このdev/sdf6だけサイズを増やす作業になります。その他の構造はそのままです。
※sdに続く文字は使用しているハード構成によって異なります。
[GParted]だけで、リサイズ作業が上手くいかれた方もいるようですが、
dev/sdf4のリサイズが、dev/sdf4に論理パーティションが存在していると
上手くいかなかったので、一旦、dev/sdf5とdev/sdf6の論理パーテーションを削除しています。
そのため、[EASEUS Disk Copy]を使用して、
削除後に元のHDDからdev/sdf5だけをパーティションコピーします。
残しておきたいコンテンツは事前にバックアップしておきます。
作業開始。
- [GParted]でパーティションの削除
dev/sdf5を削除します。
[GParted]は操作を直ぐに実行せず、保留状態になります。
保留の操作を実行する場合は、メニューからを選択します。
操作が正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。
dev/sdf6を削除します。
画面ではdev/sdf5になっていますが、dev/sdf5を削除した後、再構成され
dev/sdf6からdev/sdf5に名称変更されます。元々はdev/sdf6です。
成功すると、以下のように未割当領域のみになります。
- [GParted] でパーティションのリサイズ
dev/sdf4を最大までリサイズします。
スライダーを右側いっぱいまでドラッグすればOKです。
成功すると、dev/sdf4の容量が増えます。
二つあった未割当領域の数が一つになります。
- [GParted] でパーティションの作成
新しく確保した未割当領域にパーティションを作成します。
data-ad-format="auto"> data-ad-format="auto">作成するファイルシステムはxfsです。
成功すると、新しくxfsのパーティションが作成されます。
数メガ程度の未割当領域も一緒に作成されます。
- [EASEUS Disk Copy] でdev/sdf5のパーティションをコピー
[EASEUS Disk Copy] を使用して、
旧HDDからdev/sdf5のパーティションだけを新HDDへコピーします。
コピー元のパーティションを選択します。容量は203メガほどです。
コピー先のHDDを選択します。
コピー先のパーティションを選択します。
[GParted] で作成したパーティションがコピー先です。
最終確認画面から、[proceed]ボタンをクリックしコピーを開始。
コピーはすぐに終わります。
- [GParted] でパーティションのリサイズ
dev/sdf4のサイズがコピーしたパーティションサイズになっているので最大までリサイズします。
スライダーを右側いっぱいまでドラッグすればOKです。
成功すると、dev/sdf4の容量が増えます。
- [GParted] でパーティションの作成
新しく確保した未割当領域にパーティションを作成します。
作成するファイルシステムはxfsです。
成功すると、新しくxfsのパーティションが作成されます。
数メガ程度の未割当領域も一緒に作成されます。
以上でリサイズ処理は終了です。新HDDをケースに戻します。
- システムの初期化
新HDDをケースに戻して電源をON
しばらくすると、エラー音とともに前面LEDが赤く点滅します。
ブラウザーからアクセスすると、内臓HDDは認識されていません。
システム初期化を実行します。
初期化中は前面LEDが点滅します。約10分後に完了。
ディスク状況を確認すると、交換した2テラのHDD領域を認識しました。
デュプリケーターの処理が約3時間ほどかかりますが、それ以外の処理は長くても10分でした。
保存してあるコンテンツを生かしたまま換装できればベストだったのですが、
出来なかったので、そこが残念です。